福祉施設やパブリックスペース向けの製品や空間提案を行う「インフィルウェルネス」のWebサイトをご覧いただきありがとうございます。
この「エシカルblog」の名前の由来にもなっている「エシカル」(=ethical)は英語で「倫理的な、道徳的な」という意味があります。近年では様々な企業が定められた法律や規制(コンプライアンス)を遵守し、利益を追求するだけでなく、倫理や道徳(良心)といったエシカルな視点を経営に取り入れるようになっています。
今回はセブンイレブン様に続きエシカルな活動をしている星野リゾート様の意外な取り組みをご紹介させていただきます。ご興味のある方はぜひ最後まで読んでみてください
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地域に密着しながら、経済価値と社会価値を両立する
星野リゾートは日本各地でホテルやリゾートの運営や再生に取り組む企業ですが、企業の事業活動を通して社会の課題を解決する(CSV:共通価値の創造)を実践する企業として有名です。CSV経営はエシカル経営を現代ビジネス的な文脈から再定義したエシカル経営の延長上にある考えとされています。
星野リゾートでは、CSV実践のビジョンとして「地域の風土を守りながら、地域に暮らす方々とともに、「日本の伝統や文化を活かしたおもてなしで旅を楽しくする」という具体的な指針を定め、環境に配慮した建築やフードロスの削減、伝統文化・工芸の継承、エコツーリズムの推進、二酸化炭素やプラスチックごみの削減など、さまざまな活動に取り組んでいます。
エシカルプロジェクト:地域の自然資源を活用した環境リゾート
具体的な取り組みの一つとして、星のや軽井沢があります。星のや軽井沢はエネルギーを可能な限り敷地内で自給する、「EIMY (Energy in My Yard)」というコンセプトで開発されました。
どういうことかというと、温泉地である立地を生かして施設のエネルギー消費量の75%を地中熱・温泉排熱や水力発電などの自然エネルギーで賄っています。空調や給湯の熱源には、地中熱や温泉排熱を熱源とするヒートポンプ方式を採用し、その動力の一部にも水力発電を利用するなど、地域の自然条件等を考慮した上で自然エネルギーの最適な組み合わせています。
これによって、エネルギー消費量削減率55%、CO2排出削減率70%を実現しています。
さらにエネルギー使用抑制のために、高原性の気候をいかした建物も建築しています。各客室の屋根の上には「風楼」という風の通り道を設けられておりこの「風楼」を通して、外気と室内の空気が効率的に交換されることによって、夏場の夕方から夜間にかけての室温を約2℃低く抑えることができ、エネルギー使用量を抑制しながら快適な空間作りを実現しているのです。
加えてこれらの省エネ対策以外にも、廃棄物対策や生態系へも配慮しています。廃棄物対策では、生ごみ資源循環を手がける取組みなどによって再資源化率76%を達成しています。また、施設リニューアル前の樹木をできるだけ残すと同時に、新しく植える植物も地域の固有種に限定するなど生態系への配慮も行っています。
省エネで環境保護と経費削減効果
星野リゾート軽井沢ではこのような省エネ対策の導入にあたり、単に環境に配慮するだけではなく採算性にも深く踏み込んでいます。
投資回収までの期間を短縮するため、各自然エネルギーの最適な組み合わせや、蓄熱槽の導入といった工夫を行った。これにより、計画では光熱費削減効果のみで初期投資を5年で回収する見込みであったが、実際には、石油価格の高騰等の背景もあり、わずか1年8カ月で初期投資を回収することができたと言われています。
リゾート事業においては、地域の自然資源は重要な経営資源であり企業の持続性にも大きく関わる課題です。星野リゾート軽井沢における省エネ対策をはじめとする積極的な環境への取組みは、環境配慮や自然保護だけでなく施設としての持続性の面でも高い効果があるだけでなく、企業イメージの向上にも寄与するものと考えられます。
省エネで環境保護と経費削減を実現する「エシカル水栓」
星野リゾートの活動は、省エネによる自然環境の保護によって、環境面・経費面による事業継続性の向上、さらには企業イメージの向上を実現する理想的なエシカル活動と言えます。このように、エシカルな取り組みには環境の保護と同時に経費削減や企業イメージ向上による事業継続性の向上に寄与するということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
インフィルが手がける、瞬間式電気温水機「エシカル水栓」も自然環境の保護と、施設の経費節減に寄与することを願って開発されました。温水を常時タンクに貯めておく必要のある貯湯式の電気温水器と比べ、エシカル水栓は入居者が利用するタイミングだけ電力を消費して水を温めるため、貯湯式の電気温水器と比べ年間の消費電力を93%減らすことができ、電力使用量の削減に伴ってCo2の排出抑制にも寄与しています(*1)。
さらに省エネによる運営コストの削減効果も大きく、一般的な貯湯式の温水器と比べ年間約7,000円の電気代の削減効果が期待できます(*2)。
*1回あたりの使用量:0.33L、1日使用回数:10回、使用温度:36℃(電気温水器) / 供給水温+16℃(エシカル水栓)
*電気温水器:7,728円/年、瞬間式電気温水器:672円/年 合計電気量より試算(電気料金30円/kwhの場合)
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は地域自然環境を生かして、環境保護と省エネを実現する星野リゾートのエシカルな取り組みをご紹介してまいりました。エシカルな活動は自然環境に優しいだけでなく、コストの削減や企業イメージの向上にも寄与する取り組みです。
今後ますますの環境意識の高まりによって、入居者の選択基準の一つにエシカルな取り組みへが評価されるようになるのではないでしょうか。エシカルな取り組みと経費削減にご興味がありましたらお気軽にお問い合わせください。
インフィルはただの設備メーカーではなく、設計から施工までワンストップで行えることを強みとしている会社です。単純に商品を販売して終了ではなく、入居者様やスタッフの方の快適さや利便性、施設運営の効率化に真摯に向き合いちょっと気の利いた製品の開発やリノベーションのご提案をしています。
水栓や洗面台以外にも、居室やパブリックスペースや浴室、その他まで介護現場のちょっとした困りごとがあれば、ぜひお気軽にインフィルにご相談ください。福祉施設様ごとに異なる一つひとつの課題に対して、本当に必要なことを見極めて、最適なご提案をいたします。
「インフィルウェルネス」とは?
住宅設備を軸としたソリューションプロバイダーの株式会社インフィルによる、福祉施設・パブリックスペースのための製品開発や空間提案を行うプロジェクトです。車椅子利用を前提としたオリジナル洗面化粧台「AQUA」と、“日々の生活をしやすく(Day+Easy)”をコンセプトにした福祉施設向けの製品群「Daysy®」を軸に、誰もが快適に使いやすい製品を開発。設計から施工までワンストップで対応することでお客さまの抱えている課題と丁寧に向き合い、ソリューション性の高い提案を行なっています。
「エシカル水栓」とは?
インフィル独自の電気温水機能付き自動水栓「エシカル水栓」は、福祉施設の中でも特に特別養護老人ホームに向けた製品となります。製品価格はもちろん電気代も含めたトータルコストでの改善と飲用可能という機能面の両立を図った「エシカル」の名の通りの製品となっており、多くの施設で高い評価をいただいています。

