福祉施設やパブリックスペース向けの製品や空間提案を行う「インフィルウェルネス」のWebサイトをご覧いただきありがとうございます。
この「エシカルblog」の名前の由来にもなっているインフィル独自の福祉施設向け電気温水機能付き自動水栓「エシカル水栓」は、従来型の製品と比べて使用する電力や水を大幅に削減できる、エシカルな製品です。
「エシカル」(=ethical)は英語で「倫理的な、道徳的な」という意味があり、近年は様々な企業がエシカル経営を取り入れ「定められた法律や規制(コンプライアンス)を遵守し、利益を追求するだけでなく、倫理や道徳(良心)といった観点から社会や環境に配慮した経営」を行う様になっています。
今回はエシカル水栓と同様に水に関する「エシカル」な活動をしているサントリー様の取り組みをご紹介させていただきます。ご興味のある方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
「ウォーター・ポジティブ」という大きな目標
水資源を保護し、サステナブルな事業を行うため、事業活動で使用する水の量以上に、自然界に水を還元することを「ウォーター・ポジティブ」と言いますが、飲料大手のサントリー社は、エシカル活動の先進企業として、2050年に向け全世界の自社工場で、このウォーター・ポジティブの達成を掲げています。
汲み上げる地下水量の2倍以上の水を育む「天然水の森」
国内ではいち早くこの目標を達成しており、国内工場の水源エリアに「天然水の森」という、豊かな森を保全・再生する活動を行っています。この天然水の森は国内26箇所、延べ12,000haという広大な面積があり、その規模はなんと東京ドーム2,560個分、山手線の内側の面積の2倍という広大な面積になります。この広大な森は製品製造だけでなく製造工程で使用する水も含めて工場で使用する地下水の2倍以上の水を育むことができます。
また、この活動は単なる植樹活動ではありません。一般的に環境保護というと木を植える植樹がイメージされますが、この活動では場合によっては、木を伐採(間伐)することが優先されることもあります。 健全な森の土壌は、降った雨をゆっくりと受け止め、長い歳月をかけて不純物を濾過し、ミネラル分を溶け込ませながら地下水へと変えていきます。しかし森が荒廃して地面が硬くなってしまうと、雨水が地表へ染み込まず地下水が枯渇してしまいます。そのため地中に水を受け止める「ふかふかの土」を作るため、時には間伐を行い、地表に光を届け多様な植物が育まれる豊かな環境を作っています。
多数の関係者と100年先を見据えた活動
エシカルな取り組みは、一時的な取り組みではなく長期に渡って行われなければいけません。そのためサントリー社では、森の地権者と30〜100年に渡る長期的な契約を結んでいます。また、森を持続可能なものへ整えるため、水文学、生態学、造林学、砂防学、土壌学、地質学、森林利用学など様々な専門性を持った研究者や技術者、自治体、地域の方など多数のステークホルダーと協力体制を作り100年後にも豊かな水が育まれる森を守る継続的な活動を行っています。
環境を守る小さな一歩、経費節減もできる「エシカル水栓」
このようなサントリー社の活動は、企業の利益と社会の利益が一致する理想的なエシカル活動と言えます。そして、エシカルな取り組みは多数のステークホルダーが協力して、長期的に大きな目標を達成する取り組みです。
インフィルが手がける、瞬間式電気温水機「エシカル水栓」はそんな地球環境を守る小さな一歩となる製品です。エシカル水栓は入居者が利用するタイミングだけ電力を消費して水を常温から+15度まで温めるため、一般的な貯湯式の電気温水器と比べ年間の消費電力を93%減らしCo2の削減に寄与します(*1)。また、水量も一般的な水栓と比較して約75%削減するため、水資源の保護にも力を発揮します。
エシカル水栓はこれらの環境保護と同時に省資源による運営コストの抑制を実現するエシカル&リーズナブルが特長の製品となっています。コスト抑制の具体例として貯湯式と比べ電気代を年間約7,000円削減することができます(*2)。
*1回あたりの使用量:0.33L、1日使用回数:10回、使用温度:36℃(電気温水器) / 供給水温+16℃(エシカル水栓)
*電気温水器:7,728円/年、瞬間式電気温水器:672円/年 合計電気量より試算(電気料金30円/kwhの場合)
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は使用する水と同量の水を森に還元するという取り組みをしている、サントリー社のエシカルな取り組みをご紹介してまいりました。エシカルな活動は、環境を維持し事業や社会を継続していくために重要な取り組みであると同時に、様々なステークホルダーが協力し合うことで実現できる大きな目標であることも見えてきたのではないでしょうか。
福祉施設単独では取り組むことが難しい環境保護と言ったエシカルな取り組みですが、エシカル水栓であればコストを削減しながら気が付かないうちにエシカルな取り組みができる、一石二鳥の商品となっています。
エシカルと経費削減の両方、またはどちらか一方でもご興味がありましたらお気軽にお問い合わせください。
インフィルはただの設備メーカーではなく、設計から施工までワンストップで行えることを強みとしている会社です。単純に商品を販売して終了ではなく、入居者様やスタッフの方の快適さや利便性、施設運営の効率化に真摯に向き合いちょっと気の利いた製品の開発やリノベーションのご提案をしています。
水栓や洗面台以外にも、居室やパブリックスペースや浴室、その他まで介護現場のちょっとした困りごとがあれば、ぜひお気軽にインフィルにご相談ください。福祉施設様ごとに異なる一つひとつの課題に対して、本当に必要なことを見極めて、最適なご提案をいたします。
「インフィルウェルネス」とは?
住宅設備を軸としたソリューションプロバイダーの株式会社インフィルによる、福祉施設・パブリックスペースのための製品開発や空間提案を行うプロジェクトです。車椅子利用を前提としたオリジナル洗面化粧台「AQUA」と、“日々の生活をしやすく(Day+Easy)”をコンセプトにした福祉施設向けの製品群「Daysy®」を軸に、誰もが快適に使いやすい製品を開発。設計から施工までワンストップで対応することでお客さまの抱えている課題と丁寧に向き合い、ソリューション性の高い提案を行なっています。
「エシカル水栓」とは?
インフィル独自の電気温水機能付き自動水栓「エシカル水栓」は、福祉施設の中でも特に特別養護老人ホームに向けた製品となります。製品価格はもちろん電気代も含めたトータルコストでの改善と飲用可能という機能面の両立を図った「エシカル」の名の通りの製品となっており、多くの施設で高い評価をいただいています。
