福祉施設やパブリックスペース向けの製品や空間提案を行う「インフィルウェルネス」のWebサイトをご覧いただきありがとうございます。この「エシカルblog」では、「エシカル水栓」というインフィル独自の電気温水機能付き自動水栓製品を通じて、特別養護老人ホーム向けに少しでも施設の運営管理を楽にして、スタッフの方の働きやすい環境の実現に役立てればという思いから記事を掲載していきます。今回のテーマは、福祉施設の理解を深め、インフィルならではの視点で福祉施設・特別養護老人ホームに最適なご提案ができるよう日々心がけている専門性の向上についてご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

インフィルにはインフィルウェルネスを実現するために、福祉住環境コーディネーターや第二種電気工事士などの資格を持ったスタッフがいます。
福祉住環境コーディネーター2級は、東京商工会議所が認定する資格で、医療・福祉・建築について体系的で幅広い知識を身に付け、医療従事者やケアマネジャーとインフィルが連携しながら、ご利用者様が自分らしく生き生きと生活が送れるよう住環境を整えていきます。例えば、日常生活動作（ADL）の中でももっとも難しいとされる入浴の負担を軽減し、快適な状態で行えるようにするための浴室内のシャワーキャリーの利用や、施設内に存在するリスクポイントを見つけ出し、リニューアルによって改善するアプローチなどをご提案します。インフィルは広範な知識を持ち、パブリックスペースや居室のデザインを快適に活用できるだけでなく、施設全体の価値向上に寄与する提案が可能です。
さらに、私たちの基本姿勢は、単に雰囲気づくりだけでなく、実用的な空間設計を通じて福祉施設での労働環境を美しく使いやすいものへと変えることです。この姿勢は、インフィルが提供する各製品開発（洗面化粧台のAQUAやDaysy®︎など）にも取り入れられています。

第二種電気工事士は、経済産業省が認定する国家資格です。福祉施設の改修工事の際に、施設の電気設備の安全性向上の提案に役立ちます。実際の施工の際には電気設備配線図の通りに屋内配線を行ったり照明器具の設置やコンセントの取付工事を行うことができます。電気工事は電気工事士の資格がないとできないため、資格保有者がいるとプランニングの段階で外部に手配する必要が無くなります。多くの場合、製品はメーカーに、配管は設備業者に、電気関係は電気業者に…といった風に、福祉施設側の手配が煩雑になりがちですが、インフィルならプランニングから施工まで一括受注ができます。
設計や施工作業は専門家が担当しますが、福祉施設の課題を把握し、解決策を考える担当者も福祉住環境コーディネーターや第二電気工事士などの資格取得者がいるので、さまざまな観点から課題を迅速に理解し、確実な提案を行うことが可能です。
これらの資格を活かして、これまでの福祉関係でお受けして得たノウハウを土台に、福祉施設のみなさまのお手伝いさせていただきたいと願っておりますので、現場でちょっとした困りごとなどのご相談でも、お気軽にお聞かせくだされば幸いです。

今回は、福祉施設の現場の課題に素早く対応するためのインフィルの取り組みをご紹介しました。福祉施設の設備において、単に各設備の性能だけでなく、実際のスタッフの方々や利用者様の利便性と安全性を考慮する際には、総合的な住環境の観点から設計することが良いと私たちは考えます。
私たちインフィルは、単なる設備メーカーではありません。福祉施設の現場の理解を深めるために日々努力しており、施設の設計から施工までを一貫して提供しています。
通常、水栓の交換だけでも部品を調達し、配管や配線は別の業者に依頼する必要があり、運営側に負担がかかります。しかし、インフィルでは相談を受けた段階で施設や工事の専門性を持ったスタッフが課題に対する対策を練り、企画・設計から施工までを一貫して行うことができます。さらに、長年にわたる福祉施設の設備に関するノウハウが蓄積されています。
私たちは、各福祉施設の現場ごとに必要なことを見極め、最適な提案を行います。ぜひ、お気軽にご相談ください。どうぞよろしくお願い申し上げます。