福祉施設やパブリックスペース向けの製品や空間提案を行う「インフィルウェルネス」のWebサイトをご覧いただきありがとうございます。この「エシカルblog」では、「エシカル水栓」というインフィル独自の電気温水機能付き自動水栓製品を通じて、特別養護老人ホーム向けに少しでも施設の運営管理を楽にして、スタッフの方の働きやすい環境の実現に役立てればという思いから記事を掲載していきます。さて、前回にさまざまな方式の温水器とそのメリットをご紹介しましたが、今回はそれらの温水器の修理もしくは交換する目安と、その際に日頃から相談できる専門会社を持つことの大切さをご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

自施設で温水器が故障した場合、修理するのか、それとも交換した方が良いのかについて判断を迷う施設管理者の方も多くおられるでしょう。
ここではその判断の参考になるような目安をご紹介します。
一般的に温水器の寿命は、エコキュートやガス、石油などで10年程度、電気温水器はもう少し長くて10〜15年程度ですが、故障が頻繁に起こった時点で温水器の導入から10年を過ぎていれば、思い切って交換する方が良いようです。
10年以内であれば、パッキンの交換など軽微な修理対応である可能性もあるので修理対応で安く済ませられますが、耐用年数が過ぎて故障が頻発するようになると、たとえ修理で対応できたとしても修理費がかさんで新しい温水器を導入するのと変わらない費用がかかるケースも多いからです。メーカー保証は2年で切れる場合も多く、それを過ぎて起きたトラブルは修理箇所にとどまらず、その後も経年劣化で他の箇所の故障が頻発する可能性もあります。
もし判断に迷うような時は修理と交換の両方を比較できる見積もりを取ってみるのもよいでしょう。その際に修理箇所以外にも故障の発生しそうな箇所などを相談できるとより正確な費用感がつかめると思います。
新品に交換した方が良い理由は修理費以外にもあります。
温水器は導入から10年を経過するとモデルチェンジなどにより該当部材の供給が終了している場合があるので、その際は代替部品で対処するケースもあります。この代替部品では本来の性能が出せないこともあるので、部品がなくなってしまう可能性を考慮に入れれば、新品導入の方が新たな保証を付けられるなどのトータルな面でよりリーズナブルと言えます。

以上、交換の方がメリットの多いことをご紹介しましたが、とはいえ多くの居室を抱える施設において、耐用年数を迎えたからといって一気にリニューアルすることは導入コストの面で難しい場合もあるでしょう。その場合は、故障した温水器からその都度、新しいものに交換するという選択肢もあります。しかし施設全体の中での交換する優先度の判断や、各種専門業者とのやりとりなどの煩雑な作業が工事のたびに発生します。
自施設ではこれらの管理が難しい場合は、トータルで任せられる専門会社に相談する方法もあります。そのような相談できる専門会社は普段からじっくり選んで確保しておくことが大切です。
いざ修理や交換が必要になってから探し始めては時間もかかりトラブルへの対処も遅れてしまいますし、慌てて選んだその専門会社がご期待に添えない可能性もあります。転ばぬ先の杖で日頃から気軽に話せる業者がいると安心ですね。
では、安心して任せられる専門会社とは、どのような基準で選んだら良いのでしょうか？基準として考えられる項目を以下にご紹介しますので、業者選びの参考にしていただければ幸いです。

・一気通貫で相談・施工・履歴管理ができること
福祉施設内で設備に不具合が起きて修理や交換するときも、配管、電気などといった各業者別の手配や発注などの煩わしい作業が多く、現地調査から関連工事まで一気通貫で行えて各業者の取り仕切り等も任せられる業者が便利です。また、面倒な更新履歴管理も代行して次の工事で活かすことができる業者ならば長くお付き合いができる専門会社と言えます。

・確かな技術を持ち広い視野で現場を診られること
確かな技術で修理された設備はその後のトラブルの発生が少なく済みます。さらに、故障の原因を全体的に診て、将来のトラブルを先回りして防ぐなど、広い視野で対応できる専門会社が望ましいです。

・豊富な実績がありノウハウを蓄積していること
温水器に関する導入実績が豊富であれば、さまざまな施設で蓄積されたノウハウを活かした最適なアドバイスができますので安心して相談することができます。

・広いエリアの更新履歴をトータルに管理できること
施設が複数あったり、全国にある場合はそれぞれの施設での対応がまちまちになりがちですが、各施設の更新履歴を一括管理できれば全体の状況を把握することができます。

前回は電気温水とはどのようなものか、メリット・デメリット、そしてエコキュートとの違いについてご説明しましたが、今回はその続きで、それらの温水器の修理と交換の判断目安と、その際に信頼できる専門会社を普段から持つことの大切さについてご紹介しました。
温水器は、老人ホームの居室には必須の設備で、急なトラブルにも早期に解決することが求められますが、その場の修理対応だけにとどまらず、耐用年数の時期など客観的な視野も入れて相談できる専門会社を持つことも大切です。インフィルは水栓をはじめ様々な施設設備を取り扱っていますが、ただの設備メーカーではなく施設の設計から施工までワンストップで行える会社です。一般的には水栓を交換するだけでもメーカーから部品を購入したり、配管や配線は別の業者に依頼する必要があるので運営側には大きな負荷になります。しかし、インフィルならばそれらを一気通貫で行うことが可能です。さらにこれまでの福祉施設への豊富な導入実績を活かした設備全体に関するノウハウが社内に蓄積されていますので、ちょっとした困りごとなどの相談にも最適なご提案ができることと自負しております。ぜひお気軽にご相談ください。インフィルでは一つひとつの福祉施設の現場で本当に必要なことを見極めて、最適なご提案をさせていだきます。ぜひともよろしくお願いいたします。