福祉施設やパブリックスペース向けの製品や空間提案を行う「インフィルウェルネス」のWebサイトをご覧いただきありがとうございます。この「エシカルblog」では、「エシカル水栓」というインフィル独自の電気温水機能付き自動水栓製品を通じて、特別養護老人ホーム向けに少しでも施設の運営管理を楽にして、スタッフの方の働きやすい環境の実現に役立てればという思いから記事を掲載していきます。今回は、インフィルの瞬間式電気温水器“エシカル水栓”を200V電圧にするメリットと気になる電力使用量についてご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

200V電圧と数字だけ見ると100Vの2倍なので、電気代も2倍かかってしまいそうなイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか？そもそも一般的な100V電圧をわざわざ200Vに変えるメリットって何でしょうか？
まず、瞬間式電気温水器を200V電圧に変更すると流水量を増やすことができます。
“エシカル水栓”は100V電圧での流水量は1分間に1リットルとなっています。これでも福祉施設の居室内での使用では十分と言えますが、流水量をもう少し増やしたいというお声は時々聞きます。そこで、そのようなご要望には、電気温水器を200V電圧にしてヒーターのパワーを増やすことで“プラス15度”をキープしながら流水量を増やすことをご提案しています。流水量が増えることでコップにお湯を満たす時間が短縮できるわけですね。200V電圧への変更には、その他にも使える電化製品の幅が広がること、施設全体のアンペアに余裕ができることなどのメリットがあります。

確かに流水量増加などのメリットがあるのですが、100Vから200Vに変更すると電圧が2倍になってしまうので、施設の電気設備が大丈夫かな？と心配になります。しかし、実際に使用してみると100Vから200Vに電圧を変更しても電気設備への負荷に差がほとんどありません。
と言うのも、電流を流す力の大きさ（電圧）を２倍にしても電気がする仕事の大きさ（電力）が大きくなれば、電気の流れる（電流）は減ってくるのです。
１００Vの電気温水器と２００Ｖの電気温水器２つを比較すると電圧が２倍でも出力（電力）も大きければ電気の流れる量（電流）は変わらなくなります。

さらに、２００V電圧にするとヒーターのパワーが上がる為、流水量を増やしても“プラス１５度”を保つことができます。
コップ1杯330mlの水を満たすのにかかる時間は、100Vでは16.5秒ですが、200Vでは約半分の9秒くらいに短縮されてトータルの電力消費は変わらないので電気料金もほぼ同じと言えます。

もし、水栓の流水量を増やしたいとのご要望があれば、200V電圧への変更をご検討されてはいかがでしょうか？ほとんどの施設の場合、簡単な室内配線工事だけで済みますので、ぜひインフィルまでご相談ください。

今回は、電気温水器を200V電圧に変更するメリットと電気料金の関係について200V電圧にすると流水量が増えるメリットがある一方で、施設の電気設備への負荷が100V電圧とほとんど変わらないことをご紹介しました。記事でご紹介した通り“エシカル水栓”は現場のご希望に合わせたご提案できますので、福祉施設のコスト削減にお悩みの福祉施設の管理者の方はまずはインフィルまでご相談ください。私たちインフィルは、単なる設備メーカーではありません。資格を持つスタッフが、福祉施設の現場の理解を深め、ご要望にお応えするために日々努力しており、施設の設計から施工までを一貫して提供しています。
通常、水栓の交換だけでも部品を調達し、配管や配線は別の業者に依頼する必要があり、運営側に負担がかかります。しかし、インフィルでは相談を受けた段階で資格保有者が課題に対する対策を練り、企画・設計から施工までを一貫して行うことができます。さらに、長年にわたる福祉施設の設備に関するノウハウが蓄積されています。
私たちは、各福祉施設の現場ごとに必要なことを見極め、最適な提案を行います。ぜひ、お気軽にご相談ください。どうぞよろしくお願い申し上げます。